インフルエンサーがゲーム実況を始めるためには機材を揃える必要があり、十分な機材が揃っていない状態では十分なゲーム実況ができないかもしれません。
そうならないためにもゲーム実況に必要な機材について把握して、どうすれば視聴者が喜んでくれるかについて考えることが大切です。
今回はインフルエンサーがゲーム実況を始めるのに必要な機材について紹介します。

ゲーム実況に必要な機材とは？

ゲーム実況に必要な機材についてはさまざまですが、最低限必要になる機材については揃えておきましょう。
グレードなどは徐々に高めていけば問題ないといえ、最初は安価な機材から始めるケースは珍しくありません。
ゲーム実況に必要になる機材については以下の5つが挙げられます。

・ゲーミングPC
・マイク
・ゲーム機とキャプチャーボード
・キャプチャーソフト
・動画編集ソフト

それぞれどうして機材が必要になるかについて解説するので、ゲーム実況を始める際には参考にしてみてください。

ゲーミングPC

ゲーム実況をするためにはゲーミングPCが必ず必要といえ、長期間にわたってゲーム実況をするなら妥協せずに選ばなければいけません。
また、ゲーム実況といっても動画を中心とするか、ライブ配信を中心とするかで必要になるゲーミングPCスペックは異なります。
動画を中心としているならスペックは多少落ちても対応できる一方で、ライブ配信を同時にする場合は一定以上のスペックが必要です。
ライブ配信をしながらPCゲームを並行してプレイしたいなら、ゲーミングPCの性能にはこだわって選びましょう。
ゲーミングPCの中にはゲーム実況がスムーズにできるスペックを持っているものも多く、各ゲーミングPCメーカーで宣伝をおこなっています。

マイク

ゲーム実況の場合は自分自身の声を入れて配信するため、マイクを使用して声がクリアに聞こえるようにします。
マイクのみでも十分にゲーム実況はできますが、自分でもゲームの音声を確認しながらプレイしたいならヘッドセットがおすすめです。
特に音声にこだわってゲーム実況をしたいと考えているなら、スタンドマイクとヘッドフォンの併用が良いでしょう。
また、ゲーム実況以外のライブ配信などにも活用できるため、インフルエンサーとして長期的に活動を考えている場合は質の高いマイクを購入するケースも多いです。

ゲーム機とキャプチャーボード

ゲーム機とキャプチャーボードは家庭用ゲーム機でのゲーム実況では必要であり、キャプチャーボードの質によって画像の解像度などが異なります。
キャプチャーボードは家庭用ゲーム機をPCの画面に映す機械のため、録画するにも配信するにもキャプチャーボードがなければゲーム実況はできません。
注意点としてはキャプチャーボードに接続できないゲーム機もあります。
キャプチャーボードを購入する前に、自分が使用を考えているゲーム機が対応しているか確認しておきましょう。

キャプチャーソフト

キャプチャーソフトはPC画面を録画するソフトなので、PCゲームを実況する予定なら自分で探してPCにインストールします。
家庭用ゲーム機でゲーム実況をする際にも必要ですが、キャプチャーボードにキャプチャーソフトが添付されているケースが多いです。
キャプチャーソフトは無料のものから有料のものまで幅広く、それぞれで持っている機能や特徴についても異なります。
充実した機能やサポート体制を希望しているなら、有料のキャプチャーソフトの購入がおすすめです。
また、キャプチャーソフトによってゲーム実況とライブ配信を同時におこなっても、PCにかかる負担を大きく軽減できるものもあります。
他にもキャプチャーソフトでは同時に複数の動画配信プラットフォームで、ゲーム実況のライブ配信ができる機能を持っていたりします。

動画編集ソフト

ライブ配信を中心としてゲーム実況をする場合はそれほど重要ではない一方で、動画を中心としてゲーム実況をする場合は重要度が高いです。
実際にインフルエンサーの中にはライブ配信をほとんどせずに、動画でのゲーム実況で高い人気を持っている人もいます。
動画編集ソフトも無料のものと有料のものがあり、機能の充実やサポート体制の充実を希望しているなら有料のものがおすすめです。
編集した動画のクオリティが高くなると視聴者の満足度も高くなって、新しい視聴者が増える可能性があります。

配信環境の整備も忘れずに

ゲーム実況のクオリティを高めるためには、機材だけでなく配信環境の整備も大切です。たとえば、バックグラウンドが整理されていないと視聴者の集中力が散漫になったり、映像にノイズが入る場合があります。そのため、配信スペースの整備や背景にグリーンスクリーンを設置して、映像の背景をカスタマイズすることも検討してみましょう。また、照明も重要な要素であり、暗い環境での配信では視聴者にとって見づらくなるため、適切なライティング機材を使って顔や映像がクリアに映るようにすることが大切です。

オーディオ環境の最適化

ゲーム実況では映像だけでなく、音声の品質も視聴者体験に大きく影響します。マイクに加えて、音声ミキサーを使うことで、ゲーム音声と自分の声をバランスよく配信できます。特に、ゲーム音声が大きすぎたり、自分の声が小さすぎたりすると、視聴者にとって不快な体験になることがあります。さらに、ノイズキャンセリング機能を備えたソフトウェアを使って、不要な背景音をカットすることも効果的です。オーディオ品質を向上させるために、適切な機器とソフトウェアを使って環境を最適化しましょう。

インターネット接続の安定性を確保

ゲーム実況をするうえで、インターネット接続の安定性も非常に重要です。特にライブ配信を行う場合、回線が不安定だと映像が途切れたり、視聴者が快適に視聴できなくなります。光回線や高速なインターネット接続を確保し、できれば有線接続で配信することを推奨します。また、配信前には回線速度のテストを行い、安定した速度が出ているか確認することも大切です。大規模なアップデートや他の重いデータ通信が同時に行われていると、配信に影響を与えることがあるので注意しましょう。

配信の計画と準備をしっかり行う

機材が揃ったら、配信の計画を立てることも成功への鍵です。どのゲームをプレイするのか、配信スケジュールはどうするのか、テーマやイベント企画などを考えることで、視聴者に飽きさせないコンテンツ作りができます。また、配信前にはゲームの予備練習をしておくことや、シナリオを軽く準備しておくとスムーズに進行できます。さらに、配信中のトラブルに備え、予備の機材やサポート体制を整えることも大切です。計画的な準備を行うことで、質の高いゲーム実況が実現できるでしょう。

ソーシャルメディアを活用して配信を広める

ゲーム実況の配信を多くの人に見てもらうためには、ソーシャルメディアでのプロモーションも欠かせません。配信前や終了後にSNSで告知することで、フォロワーに視聴を促すことができます。特に配信開始の30分前や直前に告知することで、視聴者の注目を集める効果が高まります。また、配信終了後もハイライト動画を編集してSNSに投稿し、次回の配信への期待感を高めることも有効です。SNSの活用で、ゲーム実況の影響力をさらに広げましょう。

まとめ

インフルエンサーがゲーム実況を始めるケースは非常に多く、プレイしているゲームジャンルも人によってさまざまです。
ただし、ゲーム実況をするためには一定の環境を整える必要があり、その中でもゲーミングPCのスペックはすべての基本になるでしょう。
質の高いゲーム実況をしたいと考えているなら、最初は安価な機材から始めて少しずつ全体的にグレードアップしていく方法がおすすめです。
視聴者に楽しんでもらうためにも環境については整えておきましょう。